虫歯などで歯を抜かなくてはいけない場合、インプラント・ブリッジ・入れ歯以外に治療法はないかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
現代の歯学では、歯がなくなった場合、適切な条件が揃えば他の歯を移植することも可能になりました。
本人の親知らずなどの不要な歯を抜いて失った歯の部位に移植を行う治療法を歯牙移植といいます。
歯牙移植は条件が整わなければできない治療のため、インプラント治療や入れ歯治療の方が多く行われているのが実情です。
しかし、10代、20代の場合はインプラントを選択するよりも、できるだけ歯牙移植を提案しています。
成長によってインプラントの位置がずれてくることも考えられますし、天然の歯のほうがやはり顎には馴染みやすいのです。
当院では歯をどうしても抜かなくてはいけない場合、一度歯牙移植ができるかどうか検討しています。
歯牙移植の仕組み
歯牙移植では、親知らずなどの噛み合わせなどに関係ない自分の歯を使用します。
歯そのものだけではなく歯に付着していると歯根膜も一緒に移植します。
移植に成功することで他の歯と同じように噛む事ができます。
成功率は平均して約80~90%と高めではありますが、更に成功率が高くなる傾向があるのは下記の条件です。
- 年齢をが若い場合(特に、40歳以下)
- 2ヶ月以内に抜歯をして手術を行えた場合
歯牙移植は必ず自分の歯を使用することしかできません。自分の口の中を自分で治していく方法なのです。
歯の移植は外科手術となるため専門的な知識と正確な技術が必要になってきます。
当院では移植を専門的に学んできた医師がおりますので安心して手術を受けることができます。
ご興味がある方や気になる方はいつでもお問い合わせ下さい。