どんな状況であってもなるべくだったら自分の歯を残したいというのが、患者様の希望です。
しかしいくつもの歯医者を回っても「歯を残すことは無理です。抜歯しましょう。」「インプラントにしましょう。」と言われてしまう患者様が多いのも事実です。
歯科の世界では「インプラントや入れ歯は失ってしまった歯を補うための人口の材料であるので、決して天然の歯に適うものではない。」と言う言葉があります。
もちろんこれはインプラント治療や入れ歯治療を否定するのではなく、歯科医はまず最初は天然の歯を残すことに全精力を注ぐべきであり、どうしても天然の歯を残せないという場合のみ、インプラントや入れ歯治療といったものを選択するべきなのです。
自分自身の天然の歯をなるべく長く使うために、予防はもちろん、歯周病組織再生療法や女自家歯牙移植など、様々な最先端の技術を当院では取り入れています。
他の歯医者で抜かなければならないと言われてもあきらめず、まずは当院にご相談いただければと思います。
最大限歯を削らず、歯質の保護に努めます
歯のエナメル質は、人体の中で一番硬い組織となっています。これは人間が生きていくためには食べなければならないと言う遺伝子に組み込また仕組みと言えます。
このエナメル質が破壊されてしまう原因は大きく分けると、
虫歯
摩耗
酸蝕症
の3つです。
虫歯
虫歯菌が酸を生み出し、歯のエナメル質を溶かしていきます。
甘いものが好きな方や、間食などが多い方に起こりやすい生活習慣病と言われています。
当院では虫歯なりやすさや唾液の性質などから最適な予防方法を提案しております。
摩耗
激しい歯ぎしりや食いしばる習慣がある、あるいは歯ブラシの選び方や使い方が間違っていると言った原因でエナメル質が破壊されることがあります。
酸蝕症
3つ目は、最近問題になっている酸蝕症です。
エナメル質は、pH5.4以下の酸性に傾くと溶けることがわかっています。
しかし、我々が現在口にするものの多くが酸性であり、特にワインや柑橘系の飲み物、炭酸飲料、黒酢、ビタミン剤などは要注意です。
また、多くの口腔衛生予防品(うがい薬やデンタルリンス類など)も酸性製品が多いため、使用にあたってはご相談下さい。
歯の神経の保存にこだわります
歯の神経はなるべく残した方がいいということは皆さんもご理解頂いてると思います。
そのため歯の神経を取るという診断をするのはとても慎重に行う必要があるのです。
現代は医学が進歩し、今まで神経を取らないけばならないと診断されていた歯も一部は残せることが多くなってきました。
かなり進行した虫歯でも多くの症例で神経の保存に成功しています。
また今までは神経を取ると言うと全ての神経を取っていたのですが、場合によっては神経を途中まで取ることで問題が解決する場合もあります。
つまり全ての神経を取ってしまうという治療の前に、少しでも神経を残す、歯髄を残すというこだわりは非常に大事です。
歯医者のこだわりがその歯の寿命を決めると言っても過言ではありません。
見た目も美しい治療を追及
「よく噛めて見た目も美しい」というのが歯科治療の永遠のテーマです。
「よく噛める」という歯の機能、「見た目が美しい」という審美性の改善を両方実現するには、多くの治療オプションを持つ必要があります。
それぞれの患者様にベストな治療が提供できるクリニックではありますが、実際はいくつもの制約がある中での治療がほとんどですので、ご希望に合わせた治療計画を立案し、患者様と相談しながら治療を進めていきます。